こんにちは! カナダから生の英語をお届けしています(永住24年)。
今回は pain と a pain と pains の使い分けについてです。such pain や such a pain など日常会話でよく出てくる pain の使い方を把握しておきましょう!
pain と a pain と pains
❶ それぞれの pain の意味
まずは、こちらの二つの文を比較してみましょう。
① He’s in such pain.
彼はかなり痛がっています。
② He’s such a pain.
彼ってかなりウザい。
①と②の such は強調を表し、「かなり」というニュアンスになります。
① He’s in such pain.
①は、肉体的な苦痛、痛みの pain で、不可算名詞なので a がつきません。ただし、局部的な痛みを表現する場合には可算名詞となり、
・I have a sharp pain in my neck.
のように a がつきます。a がつくと1箇所が痛いイメージがありますよ!
ちなみに、「首が痛い」という場合は、日常会話では、My neck hurts のように
________ hurts.
という言い方が自然なので a がつくかつかないかを考える必要がなくてラクですね。笑
そして、もう一つご紹介しておきたいのが複数形のpains です。
・I have been experiencing chest pain(s).
ここのところ胸部に痛みを感じています。
この文で s がない場合は、have been があるので一定の期間の継続的な痛みがイメージできます。そして、pains のように複数形が使われている場合は痛みが何回か起こっているイメージがあります。
② He’s such a pain.
②の文の a pain は「いやなこと/人」「億劫・厄介なこと/人」を意味します。
a pain:
Someone or something that causes trouble or makes you feel annoyed or angry.
・He’s a pain 以外にも下記のような言い方がありますよ。
・He’s a pain in the neck.
・He’s a pain in the butt.
・He’s a pain in the ass.(米俗)
・He’s a pain in the arse.(英俗)
❸ pain, a pain, pains の例文
・You look like you’re in pain.
痛そうに見えるよ。
・I didn’t know what was causing the pain in my legs.
足が痛い理由がなんなのかわからなかった。
・I have a severe pain in my lower back.
腰にするどい痛みがある。
・The new system is a pain in the neck.
新しいシステムは厄介だ。
・This grapefruit is a pain to peel.
このグレープフルーツを剥くのは厄介だ。
・What a pain!
面倒くさい!
・A hot bath will take away all your aches and pains.
熱いお風呂が痛みを吹き飛ばしてくれるよ。
→ aches and pains「体のあちこちの痛み」(ひどくない痛みを指す)
・Ken was admitted to the hospital with chest pains.
ケンは胸の痛みで入院した。
→ be admitted to the hospital「入院する」
以上になります。
pain in the ass/butt の例文はこちらの記事へ!
→ 尻もちをつく
ご参考になれば幸いです♪
❶ それぞれの pain の意味
① He’s in such pain.
- pains
② He’s such a pain.
❷ pain, a pain, pains の例文