単語が少し変化するだけで、意味が異なるフレーズ。
have words with と have a word with の違いについてみていきましょう。
この2つは、発音されても同じに聞こえるくらい日本人には聞き取りにくい、非常にわかりにくいものです。笑
a は聞き逃しやすいですし、複数形の最後の s もついているのかどうか聞き取りにくいですね〜。
ただ意味を把握していると、聞き取れなくても状況から判断しやすいでしょう。
have words (with 人)
(人と)口論する。言い争いをする。怒りながら話す。
誰かに文句があるとき、不満があるときに使われます。
I had words with the manager of the store.
店のマネージャーに文句を言った。
My son skipped school again so I had words with him.
息子は学校を又サボったので叱った。
We haven’t talked since we had words.
私たちは言い争って以来、一度も話していない。
have a word (with 人)
(人に)少し話がある。大勢でいる場合は、個人的に話がある。
悪い意味にも良い意味にも両方使えるので、声のトーンによっては、悪い話と判断できます。
グループの中にいる場合には、個人的に話せるかを尋ねる時に使います。
Ken, can I have a (quick) word with you?
ケン、2人でちょっと話せる?
比べてみましょう!
先ほど紹介した例文(have words)を(have a word)に置き換えて意味を比較しましょう。
I had words with the manager of the store.
店のマネージャーに文句を言った。
↓ ↓ ↓
The cashier was rude so I had a word with the manager of the store.
レジの店員が失礼だったので店のマネージャーに話しをした。
※ have words の方が怒って話しているイメージがあります。
Can I talk to you? との違いは?
ほとんど同じような意味ですが、日本語に訳すと、このようなニュアンスの違いがあるかな?と思います。
① Can I talk to you?
→「話せますか?」という意味と「話す時間がありますか?」という意味にも解釈できます。
② Can I have a word with you?
→ 「話したいことがあるのですが話せますか?」
②は、話す内容が用意されており、それについて話したい。ということになるので真面目な話のイメージがあります。
もし言われた相手が上司なら「一体なんの話をされるのかな?」と緊張するかもしれませんね。でもいい話かもしれませんよ^^
このフレーズは上司が部下に対して使うことが多いので、目上の人から目下の人に使うイメージがあるため、例えば先生が生徒に使うことはできても、生徒が先生に使うには適していません。
上司が部下に「山田くん、ちょっと、、、。」と呼び出された感じに近いと思います。
では、生徒が先生に使う場合は?
✔︎ Could I speak to you?
話すことができますか?
が適しているでしょう。
Can I have a word with you? フォーマルな言い方はこちらになります。
✔︎ I’d like a word with you.
✔︎ I’d like to have a word with you.
✔︎ May I have a word with you?
✔︎ Could I have a word with you?
返事は、Sure. Yes. などです。
以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▪︎have words (with 人)
▪︎have a word (with 人)