こんにちは! カナダから生の英語をお届けしています(永住23年)。
今回のテーマは『 I got it 』と『 I got this 』の違いについてです。みなさん、違いをご存知ですか?
I got it と I got this の違い
それぞれの意味は、
① I got it.
わかりました。
了解です。
② I got this.
大丈夫です/できます。
私に任せて。
① I got it.
わかりました。
I got it でよく使われている意味は「理解しました」「了解しました」です。
I understand と同じ意味になり、より口語的な表現になります。
例文
A: That was a funny joke. Did you get it?
B: Yeah, I got it.
A: 面白い冗句だったね。理解できた?
B: うん、わかったよ。
このように↑冗談が理解できたか尋ねるときによく使われることが多いです。
A: What’s her name? I can’t remember.
B: Neither can I.
A: Oh, I got it. It’s Nancy!
A: 彼女の名前なんだっけ?思い出せない。
B: 私も思い出せない。
A: あっ、わかった、ナンシーだ!
↑突然思いだしたり、↓謎が解けた時にも使います。
A: The last question on the math test was very hard.
B: Yes, it was, but I think I got it.
A: 数学のテストの最後の問題がかなり難しかったね。
B: そう、でもたぶん正しく解けたと思う。
※ I や You は省略されることもよくあります。 声のトーンによっては怒っているように聞こえるので気をつけましょう↓
母: You’re not playing the game till your homework is done. (You) got it?
子: Got it.
母: 宿題が終わるまでゲームはしないよ、わかった?
子: わかったよ。
② I got this.
・大丈夫です/できます。
・私に任せて。
=I’ve got this handled.
=I’ve got this covered.
=I’ve got this under control.
この状況は私の支配下にある。
↑このような文章を短くしたフレーズが I got this です。
「どうして過去形なのか?」 と、疑問を持つ方がいるかもしれませんね。
現在完了形の I’ve got this の ’ve (=have) が省略された文になります。口語ではどちらも使われています。
ちなみに似たような省略の文で I’ve got your back(私がついてるよ)があり、こちらも口語では I got your back. と言う人もいます。
例文
A: I don’t think I can do it.
B: Don’t worry. You got this.
A: 私にできるとは思えない。
B: 心配しないで、君なら大丈夫だから。
↑You got this は「君ならできる」という意味で励ます時にも使えます。
・It’s ok. I got this. You can go home.
いいよ、私に任せて帰宅しな〜。
③ 私が払います。
「私が払います」という時にも、get が使えますよ。
状況によって it や this が変化します。
A: Shall we split the bill?
B: No, I’ll get it.
割り勘にする?
いや、僕が払うよ(伝票をいただくよ)。
・I got this. You paid last time.
ここは私に払わせて(任せて)、前回払ってもらったし。
以上になります。
ご参考になれば幸いです♪
関連記事→ 英語のgetの使い方
▪︎I got it と I got this の違い
① 意味
② 例文
③ 私が払います。