【英語で電話する】一般編とビジネス編|電話の流れと一緒にご紹介!

こんにちは、

カナダに22年住んでいる私ですが、電話はいまだに苦手でございます。笑

電話に出るなり、ペラペラペラペラ〜と話されることはよくありますし、特にカナダは、移民の方が多いので、私本人もそうですが、お互いの英語を理解するのに一苦労です^^;

それでも生活していく上で、電話は欠かせませんので、この記事ではよく使う英語のフレーズを電話の流れと一緒に紹介していきます。

ビジネスで使える英会話も参考にしていただければと思います。

電話の英語フレーズ

▪︎一般に電話をかける
 ・電話に出る時
 ・名乗る
 ・あいさつ
 ・在宅か尋ねる
 ・取り次ぐ時
 ・不在を伝える
 ・聞こえない時
 ・相手の都合を聞く時
 ・電話を切る時

▪︎ビジネスで電話をかける
 ・電話に出る時
 ・会社名を名乗る
 ・在席か尋ねる
 ・本人です
 ・名前を尋ねる
 ・名前を伝える
 ・取り次ぐ時
 ・あいさつ
 ・話し始め
 ・相手の都合を聞く時
 ・不在の時
 ・聞こえない時
 ・電話を切る時

一般に英語で電話をかける

最近では携帯電話を持っているため、固定電話に電話をかけることはあまりありませんがその設定で練習してみましょう。ケンがレイのお宅に電話し、お姉さんのスーが電話に出ました。

① 親しい友達間
② カジュアル
③ フォーマル

✔︎ 電話に出る時

①②③ Hello?

電話を出るときの第一声は Hello? です。英語には「もしもし」に該当する言葉がありません。ビジネスの場では違うフレーズがあり、後に紹介します。

滅多に耳にしませんが、

Smith residence, Sue speaking.

というフレーズもあります。「スミスです。スーが話しています。」という意味です。

✔︎ 名乗る

① Ken: Hey Sue! It’s Ken.
② Ken: Hi Sue! It’s Ken.
③ Ken: Hello (Sue)! This is Ken (calling).

Its’ 〜. / This is 〜. で名乗ります。

③は知らない人に電話をかける時にも使え、My name is 〜. も使え、口語では My name’s 〜. が使われています。

電話をかけている側は calling 、受ける側が speaking です。③を直訳すると「こちらはケンです(電話をかけています)」

✔︎ あいさつ

→ あいさつは How are you? 他の言い方の記事を参考にしてください。

ケンとスーが知り合いの場合はあいさつ。

① S: What’s up, Ken?
② S: Hi Ken! How are you doing?
③ S: Hello Ken! How are you?

① K: Not much. What’s up?
② K: Good, thanks, you?
③ K: I’m good. Thank you. How are you?

① S: Not much.
② S: Great, thanks.
③ S: I’m good. Thank you.

✔︎ 在宅か尋ねる

①② Ken: Is Ray there, please?

There is Ray. 「レイがいます」の疑問文の形です。

“Is (名前) there, please?” は、よく使われています。

③ Ken: Can/Could I speak to Ray, please?

「〜と話せますか?」

✔︎ 取り次ぐ時

① Sue: Yeah, just a sec. I’ll grab him for you.

「うん、ちょっと待って、今呼んでくる」

Yeah は Yes のくだけた言い方です。
a sec は a second(1秒=少しの時間)の略です。
grab「つかむ」は、急いで連れてくるニュアンスです。

② Yes, wait a minute. I’ll get him for you.

「はい、ちょっと待ってて、今呼んできます」

a minute も ①の a second と同じで少しの時間を意味します。
get 「〜を得る」は「彼を連れてくること」を意味します。

get の使い方の記事を参考にしてください。

③ Sure, hold on, please.

「いいですとも。少しお待ちください」

✔︎ 不在を伝える

① Sorry, he’s not in. / he’s out right now.

「ごめんね、彼は家にいないよ/今外出してるよ」

in は「中にいる状態」、out は「外にいる状態」を意味します。

② Sorry, he’s not home right now.

「ごめんね、彼は今家にいないよ」

③ I’m sorry, he’s not (at) home right now.

「ごめんなさいね、彼は今、不在ですよ」

①②③ I’ll let him know that you called.

「あなたが電話くれたことを彼に伝えておきますね」

let(人)know that 〜 は「人に〜を知らせる」です。

✔︎ 聞こえない時

① Sorry, what’s that?

「ごめん、何?」

② Sorry, I didn’t catch that. / what did you say?

「ごめん、わからなかった」/「何て言ったの?」

didn’t catch「つかめなかった」は「何て言ったか聞き損ねた」を意味します。

③ I’m sorry, can/could you repeat that, please?

「ごめんなさい、繰り返していただけますか?」

✔︎ 相手の都合を聞く時

会う約束をする時の尋ね方。

③ What‘s a good time/day for you?
③ When does it work for you?
③ What’s a convenient time for you?

「いつが都合がいいですか?」

電話を切る時

①② See ya!
②③ See you (later)! / Talk to you later! / Bye!

ビジネスで英語で電話をかける

ここでの設定は、ケンがビジネスのことで取引先のレイの会社に電話をし、スーが電話応対します。

✔︎ 電話に出る時

・Good morning.
・Good afternoon.
・Good evening.
・Hello.

ビジネスの場ではこのような第一声です。Good night は「おやすみなさい」を意味するので使いません。

✔︎ 会社名を名乗る

・This is (Sue speaking from) ABC. How may I help you?
 ABC会社(のスー)でございます。どのようなお用件でしょうか?

・ABC, Sue speaking.
 ABC会社のスーでございます。

日本では「いつもお世話になっております」という決まり文句がありますが、日本特有のものなので、日本の会話の流れをそのまま英語に置き換えなくても大丈夫です。

✔︎ 在席か尋ねる

May I speak to 〜?、Could I 〜 ? 、I’d like to 〜 など。

・Hello, から始まり、以下が続きます。

〜 it’s Ken calling from EFG. May I speak to Ray, please?
 EFG会社のケンと申します。レイと話すことは可能でしょうか?

〜 this is Ken calling for Ray.
 ケンです、レイと話したいのですが。

〜 I would like to speak to Mr. Adams, please?
 アダムス氏と話したいのですが。

〜 could you put me through to the sales department, please?
 営業部へ繋いでいただけますか?

〜 could you put me through to Mr. Adams, please?
 アダムス氏に繋いでいただけますか??

Hello の代わりに Good morning など、相手が言ったあいさつを繰り返すこともできます。
名前で呼び合う仲でない場合は、男性が Mr. 女性が Ms. で尋ねると良いでしょう。

✔︎ 本人です

・Speaking. 話しています。

他には、このような言い方(↓)もありますが Speaking がよく使われます。

・This is he. これが彼です→ 私です。
・This is she. これが彼女です→ 私です。

✔︎ 名前を尋ねる

・Who‘s calling(, please)?
・Who am I speaking with, please?
・May I ask who’s calling, please?
・Can/Could I get your name, please?

直訳すると少し変ですが、

・誰が電話していますか?
・私は誰と話していますか?
・誰が電話をかけているのか尋ねてもよろしいですか?
・お名前をいただけますか?

全て、相手の名前を聞くときの丁寧な聞き方になります。

✔︎ 名前を伝える

・This is Ken (from EFG).
・My name’s Ken Watase.

This is 〜.「こちらは 〜です」、My name’s 〜.「私の名前は〜です」

✔︎ 取り次ぐ時

・Hold on, please. I’ll connect/transfer you.
 お待ちください。お繋げします。

・Can I put you on hold? I’ll see if he’s available.
 お待ちいただけますか?(彼が)電話が取れるか確認します。

・One moment, please. I’ll put you through.
 少しお待ちください。お繋げします。

・Would you mind holding for a moment, please?
 少々お待たせしますがご迷惑でしょうか?

 → Would you mind 〜?「気にしますか?」の回答は注意! Yes と答えると「はい、気にします」、No, not at all. と答えると「いいえ、全く気になりません」になります。

✔︎ あいさつ

・Hello Ray, this is Ken (calling from EFG). How are you?
 こんにちは、EFG会社のケンでございます。お元気でしょうか?

・Is this a good time to talk to you?
・Do you have a moment?
 今お時間は大丈夫でしょうか?

✔︎ 話し始め

・I’m calling to ask about 〜.
〜についてお伺いしたくてお電話させていただきました。

・I‘m calling to discuss 〜.
 〜の件で話し合うことができるかお電話させていただきました。

・I’m calling to follow up on 〜.
 〜の経過のことでお電話させていただきました。

・I’m returning your call about 〜.
 〜についてお電話をいただきましたようで。

✔︎ 相手の都合を聞く時

会話中に相手の都合を聞きたい時

・What would be a good time/day for you?
・When would it work for you?
・What would be a convenient time for you?
 いつが都合がよろしいでしょうか?

would を使うとより丁寧です。

第三者〇〇さんの都合を聞きたい時

・What’s the best time to reach him?
 〇〇さんに連絡を取るにはいつが良いでしょうか?

・When will he be back?
 〇〇さんはいつお戻りになりますか?

✔︎ 不在の時

不在を伝える

・I’m sorry to have kept you waiting. He’s not available right now.
 お待たせして申し訳ございません、只今○○は電話に出ることができません。

・Sorry for keeping you waiting. He’s not here at the moment.
 お待たせして申し訳ございません、〇〇は只今席を外しております。

・Thank you for holding. I’m afraid he’s on another call right now.
 お待ち頂きありがとうございました。恐れ入ります。○○は只今他の電話に出ております。

伝言を残す

・Could you please take a message? Please tell him that 〜.
 伝言を残せますでしょうか? 〜と彼に伝えていただけますか?

・I’d like to leave him a message.
 彼に伝言を残したいのですが。

伝言を受ける

・Would you like to leave a message? / Can I take a message?
 伝言をうけたわまりましょうか?

 → No, that’s okay. I’ll try again later.
  結構です。又後でかけなおします。

 → Yes, can you tell Ray/him that I called?
  はい、レイ/彼に電話があったことを伝えていただけますか?

 → Yes, could you ask him to call me back?
  はい、彼に電話をいただけるよう伝えていただけますか?

イギリスでは call の代わりに ring を使います。

・Hold on, let me grab a pen and paper.
 お待ちください、ペンと紙を準備します。

・Can I have your name, please?
 お名前をいただけますでしょうか?

・Could you give me your name again, please?
 もう一度お名前をいただけますでしょうか?

 → Sure. It’s Ken Watase — W-A-T-A-S-E
  はい、ワタセケンです。スペルは、、、。

スペルを聞く時

・Could you spell that for me, please?
・How do you spell that, please?
 それはどのように綴りますか?

・Thank you. And your phone number?
 ありがとうございます。お電話番号をお願いします。

・What’s your number, please?
 お電話番号をお願いします。

 → It’s 123-4567.
 → My (cell) number is 123-4567.
 → He can reach me at 123-4567.

reach me at 〜. は「この番号で、私に達する」という表現です。

・Let me confirm the number.
 番号を確認させていただきます。

・I’ll ask him to call you when he gets back.
 〇〇が戻りましたら、折り返し電話するよう申し伝えます。

・I’ll let him know that you called.
 〇〇にお電話いただきましたことを申し伝えます。

・I’ll pass on the message.
 伝言を申し伝えます。

✔︎ 聞こえない時

・I‘m sorry, I can’t hear you very well.
 すみませんが、よく聞こえません。

・Could you repeat that again, please?
それをもう一度言っていただけますか?

・Would you mind speaking up a little?
 少し大きな声で話していただけますか?

・Could you slow down, please?
・Could you speak slowly, please?
 少しゆっくり話していただけますか?

・Could/Can I call you right back?
 今、かけなおしてもよろしいですか?

Could I と Can I は自分のことで使うのでそれほどの違いがありませんが Could you は Can you より丁寧です。カナダではそこまで日本のような礼儀にうるさい感じではありませんが英語に慣れるまでは丁寧語を使うのが無難でしょう。

✔︎ 電話を切る時

・Is there anything else I can help (you) with?
 他に何かお手伝いできることはございますか?

 → That’s all. Thank you.
  それで全てです。ありがとうございます。

・I look forward to seeing you.
 お会いできるのを楽しみにしています。

see は以前に会った事がある人の場合、meet は初めて会う人に使います。

・I look forward to doing business with you.
 一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。

・Thank you for calling.
 お電話いただきありがとうございました。

・Thank you for your time.
 お時間頂きありがとうございました。

・Thank you. Have a nice day!
 ありがとうございました。素敵な1日を!

・Thank you. (Good) bye.
 ありがとうございました。さようなら。

Thank you と言われた時の返事は You’re welcome. 日本語に訳すと変な場面?に使うこともありますが英語では自然な返答ですので大丈夫です。他にも使えるフレーズがあります。

・(It was) my pleasure.(私の喜びです)「喜んで」と言うのもいいでしょう。

・Likewise! (同じく!)という意味で「こちらこそありがとう(ございます)」と言うのも素敵ですね。

以上になります。

こちらの記事で少しでも緊張が和らげばいいのですが^^ お役に立てればうれしいです。

→ こちらの記事の携帯電話に関する英語も参考にしてください。