【日本人が間違いやすい英語】21問クイズ形式|間違えずに言える?

日本人が共通してまちがいやすい英語がいくつかあります。

日本語からそのまま英語に置き換えて同じようなまちがいをしてしまうのでしょう。

我が家では長いあいだホームステイを受け入れていた時期がありまして、そのときに日本人の学生さんがまちがって使っていた表現や、私自身も昔まちがって使っていた表現を紹介していきたいと思います。

まずは、これらをご自分で英語にしてみて、答え合わせをしながら進んでいってくださいね。

Contents

日本人が間違いやすい英語
1. 友達と約束があります。
2. 次の金曜日です(今日が月曜日の場合)。
3. (お会いできてうれしかったです。)私もです。
4. お手洗いをお借りできますか?
5. 今(そちらに)行きます。
6. 恥ずかしい〜。
7. 1時に目が覚めたけど又すぐに眠りについた。
8. まだ19時だよ。(出かけようよ!)
9. 遊びに行こう(大人が言う場合)。
10. 50歳になった。
11. 私は退屈です。
12. 電話番号を教えて。
13. 4人家族です。
14. それについて議論しましょう。
15. どう思いますか?
16. 住所はどこですか?
17. (行かないのですか?)はい、行きません。
18. メイクをします。
19. ジャケットを着ます。
20. 彼に電話をするのをやめた。
21. 蚊に刺された。

日本人が間違いやすい英語

1. 友達と約束があります。

meet/see と appointment と reservation

辞書で「約束」を調べると appointment が出てくるのでそのまま英語にしてしまう方がいます。

英語では友達と会うことは「約束がある」とは言わず「会う」が使われます。

× I have an appointment with my friend.

◎ I’m supposed to meet/see my friend.
  友達と会うことになっています。

◎ I’m seeing/meeting my friend.
  友達に会います。

Meet は初対面しか使えないと私も教わりましたが、カナダでは初対面でなく友達に会う約束をしている時でしたら上のように see でも meet でもどちらも使われています。

ただし、帰り際に以前からの友達に挨拶するときは meet は使えません。

◎ It was nice seeing you again!
  又お会いできてうれしいです。

appointment は医者や歯医者などの予約につかわれます。

ちなみにこの単語と混乱しやすい reservation はホテルやレストランのテーブルの予約です。この2つの違いは「人」か「場所」になります。

: I have a doctor’s appointment at 1.
 私は1時に医者の予約があります。

場所:I have a reservation at 1
 1時にテーブルを予約しています。

余談:昔カナダ人が、I’m meeting my friend と言ったので、友達なのに meet ??? と不思議に思い「初めて会う人」なのか聞いてみると「以前からの友達」だという回答が。どうして see じゃないのか?と聞いてみると、see も使うけど、初対面でなくても meet は使うと教えてくれました。

2. 次の金曜日です。

this (coming) と next

今週と言ってるつもりが相手には来週と勘違いされる例です。

When is your birthday?
 誕生日はいつですか?

今日が月曜日で「今週の金曜日」と答えたい場合

× (It’s) next Friday.
  来週の金曜日です。

◎ (It’s) this Friday.
  今週の金曜日です。

next を使うと次の週と勘違いされてしまいます。逆に来週の金曜日と言いたいときは、

It’s next Friday, not this Friday.
今週の金曜日ではなく来週の金曜日です。

と伝えたり日にちを伝えることで混乱を避けることができます。

this Friday の代わりに this coming Friday とも言えます。

3. お会いできてうれしかったです。私もです。

You too と Me too

ほとんどの会話では Me too 「私もです」で良いのですが、気をつけないといけないのがこちらの場合です。

It was nice meeting you.
 お会いできてうれしかったです。

× Me too.
 私も私に会えてうれしかったです???

◎ You too.(= It was nice meeting you, too) 
 私もあなたにお会いできてうれしかったです。

ここでの Me too は「私も私に会えてうれしい」ことになってしまいます。

なので It was nice meeting you, too. 又は省略して You too. と言います。

その他のまちがいやすい例文がこちらです。

◎ I like summer. Me too. / so do I.
 私は夏が好きです。私も好きです。

× I don’t like summer. Me too.

否定文には Me too は使えません。

◎ I don’t like summer. Me neither. / Neither do I.
 私は夏が好きではありません。私も好きではありません。

4. お手洗いをお借りできますか?

use と borrow

お手洗いは「借りるもの」ではなく「使わせてもらうもの」と覚えましょう。

△ Can I borrow your bathroom?

◎ Can I use your bathroom?
  お手洗いを使ってもいいですか?

一般に use が使われています。友達の家でお手洗いを借りるときはこちらです。

borrow は まちがいではないのですが、稀です。知らない人の家でお手洗いを借りたい時に使われる場合がありますが use で覚えておけば間違いないです。

5. 今(そちらに)行きます。

come と go

× I’m going now.

◎ I’m coming now.
  今、行きます。

相手の立場から見て I’m coming. 「今、来ます」という表現になります。そして相手が今から来るかを聞きたい時も Are you coming? 「今から来るの?」 になります。英語はややこしいですね^^

6. 恥ずかしい。

embarrassed と ashamed

× I’m ashamed.

◎ I’m embarrassed.

日本の「恥ずかし〜」にあたるのは embarrassed の方です。罪悪感がある恥じが ashamed 「〜を恥じて」です。

I feel embarrassed when my dad walks with me.
 父と一緒に歩くと恥ずかしい。

I’m ashamed we cheated to win.
 ズルをして勝つなんて恥だ。

I’m ashamed of you bullying people.
 お前がいじめをしていたなんて私は恥ずかしいよ。

7. 1時に目が覚めたけど又すぐに眠りについた。

get up と wake up

体を起こして起き上がるのが get up 目が覚めるだけが wake up です。

「夜中1時に目が覚めて又すぐに眠りについた」と言うときは、

◎ I woke up at 1 but fell asleep right away.

× I got up at 1 but fell asleep right away.
  → 1時に一度起き上がった意味になる

8. まだ19時だよ、(出かけようよ!)

only と still

時間で「まだ」と言うときは only が使われます。

日本語をそのまま英語に置き換えられません。

◎ It’s only 7 o’clock. Let’s go out!
  まだ19時だよ、出かけようよ!

× It’s still 7 o’clock. Let’s go out!

9. 遊びに行こう。

hang out と play

「遊びに行こう」と言う意味で play を使うのは子供の場合になります。

大人の場合は 色々な言い方があり hang out が似たような意味で使われます。

× Let’s play.
  一緒に遊ぼう

Let’s play はスポーツやゲームを始める時に使うには問題ないです。

◎ Let’s hang out.
  遊びに行こう。

◎ Let’s go out.
  出かけよう。

◎ Let’s get together.
  会おうよ。

10. 50歳になった。

turn と become

「〜になる」と年齢の変化を表現するときは、英語では「〜に変わる」という言い方をします。

日本語をそのまま英語に置き換えれません。

× I became 50.

◎ I turned 50.
  50歳になりました。

He became famous.
 彼は有名になりました。

My face turned red.
 私の顔が赤くなりました。

become は時間をかけての変化に使われます。turn は年齢や色などなど。

この2つはごちゃごちゃになりやすいですね。「turn 50 」や 「became famous」 などのセットで覚えるのがベストです。

11. 私は退屈です。

bored と boring

文法に注意です。

× I’m boring.
  私は退屈な人です。

◎ I’m bored.
  私は退屈です。

12. 電話番号を教えて。

tell と teach

teach「教える」は習得するために使われるので「電話番号を教えて」という場合には使えません。

× Can you teach me your phone number?

◎ Can you tell/give me your phone number?

13. 4人家族です。

文法に気をつけましょう。

× We’re 4 family.

× We’re four people in my family.

× My family is four people.

× I have 4 families.

◎ We’re a family of 4.

◎ There’re 4 people in my family.

◎ I’m from a family of 4.

14. それについて議論しましょう。

discuss に about はつきません。

× Let’s discuss about it.

◎ Let’s discuss it.

15. どう思いますか?

「考えは何ですか?」という聞き方になります。

日本語から英語に置き換えしません。

× How do you think?

◎ What do you think?

16. 住所はどこですか?

Where と What

「住所は何ですか?」という聞き方になります。

日本語から英語に置き換えしません。

× Where’s your address?

◎ What’s your address?

17. 行かないのですか? はい、行きません。

否定文の答え方に気をつけましょう。

Aren’t you going?
 行かないのですか?

「はい、行きません」と答えたい時は?

ヒント:そのまま日本語にしないで〜

× Yes, (I’m (going)).
  いいえ、行きます。

◎ No, (I’m not (going)).
  はい、行きません。

日本語では「行かないのですか?」と聞かれると「はい、行きません。」と言いますが、英語は違います。

答えが肯定の場合(行く)= Yes
答えが否定の場合(行かない)= No

となります。慣れるまでは No だけではなく、文の最後まで No, I’m not going と言う習慣をつけるといいでしょう。

まちがって Yes, I’m not going と言ってしまっても理解してもらえるか聞き返してもらえるでしょう。

もう一つ間違いやすい答え方の質問に Do you mind if 〜 ? があります。

「〜したら気にしますか?」

Do you mind if I borrow your bike?
 私があなたの自転車を借りたらイヤですか?

No, I don’t mind/not at all. → いいえ、気にしません。→ 使ってください。
No, go ahead. → いいえ、どうぞ使ってください。

Yes. → はい、嫌です。→ 貸せません。

※ Yes の返事をするときつく聞こえるので、代わりに Actually や Sorry などの言葉を使うと良いでしょう。

Actually, I need it today.
 実は今日それが必要です。

18. メイクをします。

wear と put on

× I’m making up.

× I’ll wear makeup.

× I’m wearing makeup.
 私はメイクをすでにしている状態です(すっぴんではありません)。

◎ I’m going to put on (some) makeup. / I’m going to put (some) makeup on.
 メイクを(今から)します。

wear はメイクをしている状態を表すので「メイクをする」という表現では使えません。put on はメイクをする作業をあらわします。

makeup は「化粧」、make up は「仲直りする」「埋め合わせをする」などの違う意味で、メイクをするという意味ではありません。

She is wearing heavy makeup.
彼女は厚化粧だ。

これを踏まえて19へ。

19. ジャケットを着ます。

× I’m wearing my/a jacket.
 ジャケットを着ています。

◎ I’ll put my jacket on. / I’m going to put on a jacket.
 ジャケットを着ます。

18と同じ意味です。

20. 彼に電話をするのをやめた。

× I stopped to call him.
 彼に電話をするためにしていたことを中断した。

◎ I stopped calling him.
 彼に電話をするのをやめた。

to 〜 は「〜するために」、stop 〜 ing は「〜することをやめる」という意味です。

21. 蚊に刺された。

sting と bite

× A mosquito stung me.

× I got stung by a mosquito.

◎ I got a mosquito bite.

bite は「噛む」です。英語では「蚊に噛まれた」と表現します

ちなみに蜂の場合は「蜂に刺された」と表現します。蜂には sting が使われます。

I got stung by a bee. / A bee stung me.

以上になります。

いかがでしたか? 間違って使ってしまっているものがありましたか? 

ほとんどのものが日本語から英語に置き換えて起こるまちがいなので、できるだけ日本語に介さないで、英語のまま覚えていきましょうね。