【ホームステイ】ホストマザーが教えるマナーとコミュニケーション

我が家では長年に渡り、日本からのホームステイを受け入れてきました。そして私自身もオーペア(住み込みベビーシッター)をしたり、英語が話せない時期から英語圏の方と暮らしていた経験があります。

お互いに文化が違うもの同士、そして、赤の他人同士が一緒に暮らし始めるにはそれだけでも大変なのに、言葉の壁があると不安ですね。

この記事ではお互いが心地よく暮らせるように、ホームステイで気をつけたいマナーや、コミュニケーションの取り方、英語が理解できない時や伝わらない時にはどうすればいいのか、そして、会話作りの方法を紹介していきます。

ホームステイ

▪︎マナー
▪︎ランチ事情
▪︎コミュニケーションの取り方
▪︎理解できない時、伝わらない時の対処法
▪︎会話作り

マナー

一緒に暮らしはじめると、育ってきた環境、日頃の家庭での生活習慣があらわれます。家できちんとお手伝いをしている人、していない人はすぐにわかります^^

自宅では親がやってくれていたことが、ホームステイでは自分でしないといけません。ホストマザーとして気付いた点を紹介していきますので以下のことに気をつけましょう。

1.「ありがとう」を忘れない。

基本的なことなのですが、英語を話すことに必死になり忘れがちになります。食事の後や、お弁当を作ってもらった時、車で送ってもらったり、何かしてもらった後の「ありがとう」は必ず言いましょう。

「おいしかった」などの一言もいただけるとうれしいですね。

Thank you (for the dinner)! It was very good!

Thank you for the delicious supper!

とてもおいしかった時には It was amazing! / fantastic! / great!/ so good!

2. 食後は、使った食器をシンクへ持っていく。

洗浄機を使う家庭が多いのでどこまですればいいか尋ねましょう。テーブルにお皿を置いたまま立ち去る方もいれば、洗おうとしてくれる方まで様々です。少なくとも食器はシンクへ。

3. 朝起きたら、軽くでもいいのでベッドメイクをする。

部屋に入ったときに、ベッドがぐちゃぐちゃよりはきちんとベッドメイクされているほうが印象がいいですね。

マットレスにシーツが取り付けてあり、もう一枚シーツが掛け布団の下にある場合は、シーツとシーツの間に入って寝ます。そうするとシーツだけを洗濯するだけで済みます。間違えて2枚のシーツの上で寝る方もいます。笑

4. 出かける前に部屋をきれいにしておきましょう。

到着したらスーツケースのものをクローゼットに移し、スーツケースはしまっておきましょう。スーツケースを開けままま、洋服を入れたまま生活する方がいますが、掃除機がかけれませんし、歩くのにも邪魔になります。

5. シャワーや洗面所が共用の場合は、使用後に確認。

黒髪は落ちていると目立ちます。シャワー時は浴槽の外に水が漏れないようにシャワー・カーテンを浴槽の中に入れて使いましょう。

6. 使ったバスタオルは広げてかけてかけておき、乾いてから洗濯カゴに入れましょう。

濡れたまま床に放置したり、丸めたまま放置するとタオルが臭くなります。

7. お手洗いのドアは使用していない時は開けておく習慣があります。

ドアが閉まっていると誰かが使用中だと勘違いします。シャワー兼トイレの場合は、お風呂上がりは湿気がこもるのでドアを開けておきましょう。

8. 靴は端に揃えておく。外出時は部屋の窓を閉めておく。

突然の強雨で部屋への被害に注意。

9. みんなが寝ている時間は、ドアの開け閉めは静かにしましょう。

我が家では Airbnb のホストをしていますが、ゲストが夜中にドアを閉めて起こされることがよくあります。気をつけましょうね。

10. 海外では朝にシャワーを浴びる方が多いので、夜に入る場合は皆が寝る前に済ませましょう。

シャワーは途中で止める人はいないので、流しっぱなしでも大丈夫ですが早く済ませるように心がけましょう。5〜10分くらいが目安です。

11. 食事の際に、麺類は音をたてずに食べましょう。音をたてるのは日本の習慣です。

麺類でなくても食事中にペチャペチャと音を立てながら食べる方がいますので気をつけましょう。口に食べ物が入っている状態で話すことも好まれません。

野菜やチップス系など、ディップにつけて食べる場合は、一度かじったものを又そのディップにつけるのは避けましょうね。

12. 食事中は席を立たないようにしましょう。食卓で塩・コショウが届かない場合は頼んで取ってもらう。

家庭によってはあまりこだわらないこともありますが食事中は立たないのがマナーです。

日本では手料理に塩・コショウをすると、作ってくれた人に対して失礼な気がしますが、カナダではみんながしていることなので大丈夫ですよ。

ただ、手が届かない場所にある場合は無理して取ろうとせずに、頼んで取ってもらいましょう。

お皿やお椀を手で持ち上げて食べるのは日本の習慣なので、置いたまま食べましょう。

13. 週末の寝過ぎは控えめにしましょう。

昼を過ぎても起きてこない方がいます。週末は、朝にホットケーキを焼いたり、外出したりと家族にも計画があるかもしれませんので、もし遅くまで寝たいのであれば前もって伝えておきましょう。

補足:着替えはたくさん持っていきましょう。

共働きの家庭が多く、洗濯は週末にまとめてする家庭も多くありませんので多めに準備しておきましょう。乾燥機を使うので、綿の服は縮むことがありますよ。

ホストファミリーは自分の家の一部屋を提供するのですから綺麗に使ってもらえると喜ばれます。ホストマザーに負担やストレスをかけないように、自分ができることは率先してやりましょう。

ランチの実情

ランチが今一だという話はよく聞きます。

ランチに残り物やサンドウィッチを持たされることが多いのですが、いつも同じサンドウィッチ、いつも同じベーグルだけ、などはよくあることです。

学校には電子レンジが置いてあることが多く、残り物を持たせる場合があります。もしレンジが混み合っていて使えない場合はホストマザーに相談するといいでしょう。

日本のような白い食パンではなく全粒粉のパン(茶色がかったパン)をサンドウィッチに使われることもあり、日本人にとっては食べ慣れていないだけにおいしいものではありません。白いパンを買ってもらえるか相談してみるのもありだと思います。

同じものを毎日食べるのは飽きますし、辛いですよね。流石にこれはホストマザーに言いにくいですし、私も同じ立場だったら我慢するかな?というところです^^;

もし、ホストマザーと買い物する機会があるようでしたら、ランチの材料になりそうなものを自分で買ってみたり(遠回しにランチに飽きてきたことが伝わる?!)、友達とランチを交換したり、時々外食してみるのも良いでしょう。

中華街が近くにあれば、日本のような焼き立てパンが安く買えるかもしれませんよ。

果物は丸ごとランチに入っていて当たり前です。りんごは丸ごとかじり、バナナも丸ごと一本入っていることもあるでしょう。それはみんなそうなので恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。

ホームステイでは、基本的に朝はシリアルやトーストを自分で作り、ランチはサンドウィッチを作ってくれるか、材料が用意されているかです。週末は朝にホットケーキやワッフルをしたり、朝とランチをまとめてブランチという形で食べる家庭があります。

コミュニケーションの取り方

ホームステイでは英語ができるできないに限らずコミュニケーションのスキルはとても大切です。

これまでたくさんの高校生を受け入れてきました。

我が家に来た成人の方はそうでもないのですが、高校生の9割ほどは、シャイです。

それに加えて、英語がわからないこともあり Yes か No の返事で終わってしまい、会話が一方通行になり続きません。

部屋からなかなか出てこない、一緒にいても携帯電話でネットやゲームばかりしている生徒さんもたくさんみてきました。

そういう方は2週間程度の短期ホームステイで、リスニングは慣れたとしてもスピーキングは全く伸びない結果に終わってしまいます。

高校生Aさんの例を取り上げて説明します。

Aさんは、英語のレベルは他の高校生と変わらない程度だったのですが、コミュニケーションのスキルが優れていました。

夕飯の食卓では、その日にあった出来事を積極的に話してくれていました。実際に何をしたかの報告だけではなく「学校でゲームをやって負けてすごく悔しかった〜!」など、自分の感情も含めて話してくれていたので、彼女の性格も日に日に理解していき、親近感がますます湧いていきました。

このように心を打ち明けて話してもらえると私たちも娘のように感じ、力になってあげようという気持ちがどんどん増していきます。

Aさんは学校でもたくさんのカナダ人ボランティアと交流し友達を作っていました。送別会ではみんなと話しているAさんのような生徒さんもいれば、滞在中に誰とも友達にならずに送別会では誰とも話さないで終わる生徒さんもいます。

私の父は、英語は中学レベルですが、カナダ人の夫と会話をするときは、文を作るというよりは単語+単語+単語をうまく使って会話をします。それでも夫にもうまく伝わり、しかもよく笑わせています。

このように英語が上手でも下手でもコミュニケーションは取れますね。重要なのは話すことを恐れずに自分から話しかけることです。

相手とのコミュニケーションがうまくいくようになれば、緊張せずに話せるようにもなります。

初めて海外へ出ると、まず英語のスピードに驚きます。日本の学校では先生がゆっくりわかりやすく話してくれていたので理解できていたものがこちらでは通用しません。

ホストファミリーが何を話しているか理解できず、自分が言いたいことも言えず、口数が日に日に減ってくることもあるでしょう。

「日本ではもっと明るいのに!」「日本語だともっと話せるのに!」と声を大にして言いたくなります!

でも英語がわからなくて当たり前なので大丈夫ですよ。

だから海外で留学したり、ホームステイをしているのです。

何度も説明してもらって理解できなくても申し訳ないと思う気持ちは捨てましょう。

以前からホストファミリーをしている家庭なら理解しているはずです。

以前そこでホームステイしていた日本人の方が英語が上手だったかもしれません。そして仲がよかった話をよくされるかもしれません。そのホームステイの方が遊びに来ることもあります。そして自分の英語力に落ち込むこともあるでしょう。

ですが、現在英語が話せる方も、今あなたがいる立場にいた時期があります。誰もが通る道だということを覚えておいてください。ホームステイをすること自体が、あなたは行動力がある人だと証明しているので、そのまま進んでいくのみですよ。

滞在中はできるだけ部屋に閉じこまらずに家族と一緒に過ごしましょう。

会話がスムーズにいかないとお互いの関係もぎくしゃくしてしまい悩んでしまいますね。そんな時は、ホストファミリーに自分の弱点を説明して協力してもらうといいと思います。

例えば、長文が苦手ならホストファミリーに相談してみてはいかがでしょうか?

I have a favour to ask.
お願いがあります。

I am having a hard time understanding long sentences. 
私は長文を理解するのが難しいです。

Could you make them short and simple if I don’t understand? 
私が理解できない時は、短く簡単に言ってもらえますか?

私は日本人なので、何が日本人が苦手なのかを理解しているため、わかりやすいように話してあげることができますが、英語圏の人はそれに気付いていないことがほとんどです。

「もう一度言ってくれますか?」と尋ねても同じことを同じスピードで繰り返されるだけなので、2度聞いてもわからないことはよくあります。

ホストファミリーとは毎日会話をしないといけないので尚更、自分の英語の弱点を理解してもらえることは重要だと思います。

コミュニケーションは会話だけではありません。相手に自分が思っていること、悩んでいることを伝えることもお互いを理解する上で大切になってきます。

ホームステイ最後にお手紙をもらい、静かでほとんど自分から話さなかった生徒さんに「これが楽しかったです!すごくいい思い出になりました!」などのお手紙の内容を読んで驚くことがあります。

あまり言葉や感情で表現してくれていなかったので「そう思ってくれていたのか〜。知っていたらもっと色々としてあげれたのに〜!」と、後になって知ることがよくあります。

できれば、その時、その瞬間で、気持ちを言葉にして伝えていきましょうね。

理解できない時、伝わらない時の対処法

理解できない時

英語文にはリンキングがあるため、それが原因で理解できないことが多いかと思います。例えば、let ・it ・go と言ってくれたらわかるのに、レリゴーと言われてはわかるはずがありませんね。

日本の学校ではリンキングまで教えてくれるところは少ないので、まずは、はじめは分からなくて当たり前だということを忘れないでくださいね。

どの単語同士がリンキングされているかに慣れていかないとリスニング力は伸びません。

どうしても理解できない時には、書いてもらったり、翻訳アプリを使うのも手です。

書いてもらい、理解した後は、もう一度発音してもらいましょう。もう一度発音してもらわないと、今度同じ英文を聞いてもまた理解できません。ホストファミリーにあなたが理解できなかった英文を知ってもらうこともいいことだと思います。

ホームステイでは毎日同じような会話が繰り返されることが多いので徐々に耳が慣れていきますよ。

他のホストファミリーから聞いた話なのですが、その家庭では日本人の高校生2人を受け入れていました。

朝忙しかったので、犬を外に出してトイレに行かせて欲しいとお願いしたそうです。Yes と返事したにも関わらずしてくれていなかったようです。

理解できていないのにその場しのぎに Yes と言ってしまうのはよくないです。

このように大切な用事を頼まれているのかもしれませんし、相手を怒らせてしまうかもしれません。毎回わからないのに Yes と答えているとホストマザーも気付いてきます。そうすると性格まで疑われてしまいます。

理解できていない時は、理解できないことを悪く思う必要はないですし、正直に伝えた方がホストファミリーも助かります。自分でわかったと思っても自信がない時は確認しましょう。

伝わらない時

英語をうまく発音できないと相手に伝わらないことはよくあります。私自身もいまだにうまく発音できない単語がたくさんありますよ。

2度言っても通じない時は、連想ゲームのように言葉を変えて説明するか、書く、又はスペルを言いましょう。

その時にもう一度発音してもらい、練習もできれば尚いいです。

ホームステイでの会話作り

誰にでもできるけど、なかなか実践されていないのが「聞かれたら聞き返す」ことです。英語で答えることに必死になって聞き返すことを忘れがちになります。

How are you? と聞かれたら、I’m good. Thank you. で終わらずに、How about you? と同じ質問を問い返しましょう。ホストファミリーだけでなく、学校の先生、友達に対してもそうです。

How did you sleep? How was your day? も同じです。聞き返すことで、会話が一方通行にならず、さらに相手の答え方を勉強できます。そして次にそれを使うことで自分のものにすることができます。

会話の話題として、日本から来てすぐに家族の写真を見せながら説明してくれる生徒さんがいます。自宅やペットの写真、伝統的な行事の写真などは、海外の方にとっても興味深いので、いい話題作りになります。

これから一緒に生活していく上で家族構成や家庭環境を教えてもらえるのは親しみが持ててうれしいことでもあります。

忙しくて時間がない家族もいるかもしれませんが、トランプや UNO やボードゲームをしたり、一緒にテレビゲームをすることで英語で話す時間を増やすこともできるでしょう。

会話が苦手な方は、質問をたくさんしましょう。自分が話すかわりに相手にいっぱい話してもらう作戦です。笑

・この単語はどうやって使うの? 
・どうやって発音するの? 
・今日の夕飯は何ですか?
・明日の天気予報は? 
・週末の予定は? などなど。

ホストファミリーは、コミュニケーションを取ろうとしてくれる家庭もあれば、忙しくて時間がない家庭もあり様々です。

もしホストファミリーが積極的に話してくれる家庭に入れた場合はあなたは本当にラッキーです。

学校の宿題がある場合はわからない時に質問しましょう。力になれるということはホストファミリーにとっても嬉しいことです。

ホストファミリーとうまくコミュニケーションが取れていない方は、自分がその日にしたことを日記のように書き記し、英語が正しいか一緒にチェックしてもらってはいかがでしょうか? そうすることで英語の上達ぶりも後々振り返ることができますね。

そしてもし会話がいつも受け身ばかりになっている方は、たまには自分から話しかけてみましょう。

ホストファミリーの方は、ホームステイの方が楽しく過ごせているのかいつも気にかけてくれていると思います。日本人の方は感情をうまく表現できない方が多いので、できるだけ言葉で補い、うまくコミュニケーションを取ってくださいね。

以上になります。

それでは、楽しいホームステイを! そして素敵な思い出をたくさん作ってくださいね♪

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