a slap in the face は「なぜ on ではなく in ??」

こんにちは、カナダから生の英語をお届けしています(永住24年)。

今回のテーマは a slap in the face です。このフレーズは「なぜ on ではなく in を使うのか?」早速みていきましょう!

目次

▪︎a slap in the face
 - 意味
 - 例文
▪︎まとめ

a slap in the face

✔︎ a slap in the face の意味 

・「(予期せぬ)ひどい仕打ち、侮辱」

slap[slæp] の意味は「平手打ち」です。

“顔へのビンタ”をイメージしてください。

予期せぬ状況で起こり、大打撃を受けますね。なので、気分を悪くさせるような、怒らせるような、ショックな行為のことです。

実際にビンタされたのではなくイディオムになりますよ!

ちなみに「彼にビンタした」と言うときは動詞のslapを使い I slapped him と言うが自然です。

このフレーズは real(本当に) と一緒に使われることが多いですよ。
a real slap in the face「本当にひどい仕打ち」

なぜ on ではなく in を使うの?

a slap in the face の注意点は inthe を使うことです。間違えて on を使ったり、in my face と言わないように気をつけてくださいね!

slappunchhit などの「殴る」意味の動詞には in が使われる傾向があります。体に食い込まれるからだと思われます。

類義語は?

insult(侮辱), humiliation(屈辱), offence(攻撃)など。

✔︎ slap in the face の例文

・It was a slap in the face when she returned the gift that I gave her to me.
 私があげたプレゼントを彼女が返してくるなんて侮辱だわ。

・My ex moved on with my best friend. It was a real slap in the face.
 元彼が私の親友と付き合い出したの!それってひどい仕打ちでしょっ!
 → ex「以前に関係があった相手(元彼、元妻など)」
 → move on「新しい関係に進む」

・It was a slap in the face when Kate invited all her friends to her party except me.
 ケイトが友達全員をパーティーに招待して私だけ招待しなかったなんてひどい扱いだわ。

Failing to get the job was a slap in the face because I was confident I would get it.
 その職を得ることができなかったなんて屈辱です。自信があったのに。
 → fail to「〜しそこなう」
 → be confident「自信がある」

・Being blamed for stealing money in front of everyone was a real slap in the face.
 お金を盗んだとみんなの前で責められたことはひどい屈辱でした。
 → blame for「〜のことで責める」

まとめ

a slap in the face の意味は「(予期せぬ)ひどい仕打ち、侮辱」でした。

in を使う理由は「殴る」意味の動詞は in と結びつく傾向にあるから。

会話でよく使いそうな文がこちらになります。

・It was a real slap in the face.

✔︎ 本記事で紹介したフレーズの復習

ex「以前に関係があった相手(元彼、元妻など)」
move on「新しい関係に進む」
fail to「〜しそこなう」
be confident「自信がある」
blame for「〜のことで責める」

以上になります。

他の in + 体の一部 を使ったイディオム は、こちらの記事へ→ in good hands

ご参考になれば幸いです。最後までお疲れさまでした!