こんにちは! カナダから生の英語をお届けしています(永住23年)。
今回のテーマは「英語の断り方」です。知っておくと便利な、一般的に使われている断り方をまとめてみましたよ。
英語の断り方
断るなんて母国語でも難しいですし、特に日本人の方は断るのが苦手ですよね。私はカナダに23年在住していますが未だに断るのは苦手なほうです^^; 嫌々行くタイプ
ただ、はっきり早めに伝えることも大切なので、うまく断ったり説明できるようにご紹介していきます。
また次の機会に誘ってもらえるように、優しい断り方をマスターしましょう。
❶ 何かをすすめられた時の断り方
Would you like coffee or tea?
コーヒーか紅茶はいかがですか?
→「a cup of coffee」の「a cup of」は省略されることがよくあります。「a」はあってもなくてもどちらでもよく「a coffee」 でも「coffee 」でも大丈夫です。
No, 〜. | いいえ、〜
カジュアルで最も一般的な断り方
・No, thanks!
大丈夫です。
礼儀正しい断り方
・No, thank you. I’m good.
結構です、大丈夫です。
・No, I’m fine/good/okay (for now), thanks.
(今は)大丈夫です。
・No, thanks. I just had one.
・No, thanks. Can I have some water instead, please?
大丈夫です、今飲んだところなので。
大丈夫です、代わりにお水をいただけますか?
I think I’ll pass. |パスしようと思います
Would you like coffee or tea?
・I think I’ll pass, but thanks!
・Thanks, but I’ll pass.
パスしようかな。ありがとう。
ありがとう、でもパスします。
※ このように「Thanks」をつけると印象もいいです。「I think」をつけることで若干言い方を和らげることができます。
❷ 誘われた時の断り方
Wanna grab a coffee tomorrow?
明日コーヒーを飲みに行く?
→ 「Wanna」は「Do you want to」の省略です。
せっかく誘ってくれた相手に対して次回に行ける日を提案してみるのもいいですね。
I’d love/like to, but 〜.|是非したいのですが、、。
Wanna grab a coffee tomorrow?
・I’d love to, but I’ve already made plans. Are you free next week?
行きたいけど、すでに予定を入れてしまって。来週はあいてる?
・I’d like to, but I have to get a rain check. It’s my daughter’s birthday tomorrow.
行きたいのですが、他の機会にさせてください。明日は娘の誕生日なので。
※ rain check は雨で中止になった時の引換券です。このように使うことで「また次回に」という意味になります。
( I’m ) sorry, but 〜.|すみませんが、、。
Wanna grab a coffee tomorrow?
・I’m sorry, but I’m busy tomorrow. Maybe some other time?
すみませんが明日は忙しいので、又今度?
・Sorry, but I can’t. I have to go shopping tomorrow. How about this weekend?
ごめん、明日は買い物に行かないといけなくて無理だけど、週末はどう?
・Sorry, I still have a cold. How about when I get better?
ごめんね、まだ風邪ひいてるから。風邪が治ってからでどう?
I wish I could, but 〜. |できればそうしたいのですが、、。
Wanna grab a coffee tomorrow?
・I wish I could, but my parents are coming over tomorrow.
できればそうしたいけど、明日は両親が来るので。
Unfortunately, 〜. |残念ながら、、。
Wanna grab a coffee tomorrow?
・Unfortunately, tomorrow doesn’t work for me.
残念ながら明日は都合がよくないです。
I don’t think I can. |〜とは思いません。
Wanna grab a coffee tomorrow?
・I don’t think I can. I might have to babysit tomorrow.
無理だと思う。 明日はベビーシッターしないといけないかもしれない。
❸ 何かを頼まれた時の断り方
Can you do this for me?
これをしてくれませんか?
相手に断る理由を伝えたり、他の解決策を提案したり、断り方次第で優しさも伝わります。会話の前後に “I’m sorry.” をつけるのもいいですね。
I’m afraid 〜.|残念ながら、、。
Can you do this for me?
・I’m afraid not. Can I get somebody else who is not busy right now?
残念ながら出来ません。誰か他の人で忙しくない人を探しましょうか?
I can’t 〜. |できません、、。
Can you do this for me?
・I can’t do it right now, but I can do it later.
今はできないけど、後ならできます。
・Sorry, I can’t. I’ve never done it before.
悪いけどできません。やったことがありません。
Actually, 〜 |実は、、。
Can you do this for me?
・Actually, I’m in the middle of something.
実は今他のことをしている最中なんです。
To be honest (with you) |正直に言うと
Can you do this for me?
・Well, I’m not comfortable doing it to be honest.
正直に言うと、それをすることに自信がありません。
・To be honest (with you), I don’t like doing it.
正直に言うと、それをするのが好きではないんです。
・If I’m being honest, I’d rather not.
正直に言うと、したくないです。
❹ きつく聞こえてしまう断り方
これから紹介する断り方は解釈によってはきつく聞こえるので注意が必要です。どちらかというと上級者向けです。
このような表現があることだけ理解しておいてくださいね。
Not 〜.|〜ないです。
Can you do this for me?
・Not today. I have lots of homework.
今日はできない。宿題がたくさんあって。
・Not now, sorry, I’m exhausted.
今はできない。ごめん、疲れちゃった。
※ ぶっきらぼうな言い方に聞こえるので誰と使うか注意が必要です。家族など親しい間柄ではよく使われます。
Absolutely not! / Certainly not! / No way! |絶対にだめです。
これらのフレーズはよく紹介されていますが、きっぱりと断る表現なので、気分を害しているような印象をもちますし、喧嘩にもなり兼ねません。
会話でよく使われるフレーズなのですが『断り方』として使うことにはあまり適していませんし、親子でも避けたいフレーズになります。
もっとやさしい断り方がいっぱいあるのでそちらを使ってくださいね。
❺ 断る前に考えたい
・Let me think it over.
・Let me think about it and I’ll get back to you.
考えさせてください。後で連絡します。
・Can I sleep on it?
一晩考えさせてもらえますか?
・I’ll give it some thought.
・I’ll consider it.
考えてみます。
❻ 断る理由
断る理由が些細なことだとしても相手に伝わっていないと
「なんで行けないんだろう?」
「私よりもっと大事な用事があるのか?」
「嫌われたのか?」
など相手に疑問を残すことになってしまいますね。
勘違いされることを避けるためにも、簡潔に理由を伝えておくといいでしょう。
〜で忙しい。
・I’m busy studying.
勉強で忙しい。
時間がない。
・I don’t have time now.
今は時間がない。
予定がある。
・I have plans.
約束がある。
用事がある。
・I have stuff/things to do.
することがある。
・Something came up.
用事ができた。
・I have errands to run.
・I have to run some errands.
いくつかの用事がある。
不在である。
・I’ll be away.
不在です(遠くにいます)。
・I won’t be home.
不在です。
予約がある
・I have a doctor’s appointment.
医者の予約が入っています。
・I have a meeting.
会議があります。
都合が悪い
・I can’t make it.
行けません。
好きでない
・I don’t really like swimming.
水泳はあまり好きではありません。
・I’m not into runnning.
・I’m not crazy about running.
ランニングには夢中になれません。
・I’m not a big fan of soccer.
サッカーは少し苦手です。
・I’m really bad at skating.
スケートは下手です。
・Karaoke is not my thing.
カラオケは好みではありません。
お金がない
・I’m broke.
お金がありません。
・I don’t think I can afford it.
それをできる余裕がありません。
→ afford の記事
・I’m short of cash.
・I’m strapped for cash.
金欠です。
→「money」より「cash」と言うことが多いです。
体調が悪い
・I’m not feeling well.
・I feel sick.
気分が悪いです。
・I’m sick.
病気です。
・I have a cold. /a stomachache. /a headache.
風邪をひいています/腹痛があります/頭痛がします。
❼ 相手を思いやる言葉
わざわざ誘ってくれた相手に対して、自分の気持ちや感謝の気持ちも一緒に伝えましょう。
・Thank you for asking. Let‘s do some other time!
誘ってくれてありがとう、また今度しましょうよ!
・I really appreciate you thinking of me!
私のことを考えてくれて感謝しています。
・Thank you so much for the invite!
誘ってくれてありがとうございます。
・I really want to go, but I’m quite busy. I’ll try next time.
本当に行きたいけど、とても忙しくて。次回は是非。
・That sounds fun. I hope I can go next time.
楽しそう。次回は行けるといいな。
・I hope I didn’t disappoint you too much. I promise I’ll make it up to you.
がっかりさせなかったらいいけど。今度必ず埋め合わせするね。
以上になります。
英語には「White Lie」という言葉があるのをご存知ですか? 「罪のないウソ」という意味ですよ。
一緒に外出したくない相手に誘われたときなど、相手を思いやり、罪のないウソをつく。人間関係を良好に保つにはそんなウソも時には必要ですね。
ご参考になれば幸いです♪
関連記事→ 「〜をありがとう」を英語で
これであなたも断り方のプロ、ジャンジャン断ってください!笑
英語の断り方
❶ 何かをすすめられた時の断り方
❷ 誘われた時の断り方
❸ 何かを頼まれた時の断り方
❹ きつく聞こえてしまう断り方
❺ 断る前に考えたい時
❻ 断る理由の英文例
❼ 相手を思いやる言葉