こんにちは! カナダから生の英語をお届けしています(永住23年)。
今回ご紹介するのは『英語が上手な人の特徴』です。
これまでの長い海外経験から英語が上手な人の特徴をお話ししていきます。
英語が上手な人の特徴
我が家ではホストファミリーをしていたので、これまで日本の中学生〜50歳くらいまでの幅広い年層の方と英語で話してきました。
英語が上手な人に共通する特徴とは一体なんでしょうか?
そんな特徴を知っていただき、ご自分の英語学習に活用していただけたらうれしいです。
❶ アウトプット
英会話で一番大切なのはアウトプットではないか?!というくらい、アウトプットは重要です。
「インプット」とは学習して頭に入れること「アウトプット」とはその知識を活かしてトレーニングすることです。
インプットばかりしていてもほとんどが使う前に忘れてしまいます。日本の昔の英語の授業もそうでしたね。
私の場合はとりあえず海外へ出たので、インプットしながらアウトプットするという同時進行ができる理想の環境にいました。
インプット=アウトプット
でも中にはインプットはあまり自分でしないで、周りの人や環境から学ぶ人もいます。
海外赴任した家庭の子供が言葉が話せない環境に入った時などです。まわりの友達と遊ぶ中で言語を学ぶので早く身についていきますね。
幼児が両親から言語を学ぶときと同じ環境なので、日本語を介さないで英語を習得できる最も理想の環境です。
社会人になってから海外の語学学校に通うと、クラスメイトはネイティブではありません。
その点、高校、大学の頃に海外留学をするとまわりの友達がネイティブなので、上達も早いです。帰国子女で英語がペラペラな人は多いですね。
大人になってからこのような環境を作ることは難しいので、英語を上達させるためにはせめてアウトプットができる環境を確保する必要があります。
❷ 間違いを恐れない
語学学校は話す機会が与えられるという点では最適です。習ったことをその場でクラスメイトと練習する機会を与えられます。インプットと同時にアウトプットができます。
日本人にとって文法は簡単すぎることもありますが、他の国から来た学生は文法は間違っていても会話力が優れているのには本当に驚きます!
ペラペラペラ〜と英語を話すので「英語が上手〜!!!」と一瞬思うのですが、実際によく聞いてみると文法がもうむちゃくちゃだったりするんです^^;
日本人はその逆で、完璧な英語を話そうとして先に頭の中で準備してから話したり、必死に考えながら話す傾向があります。
自分の英語に自信がなかったり、特に周りに同じ日本人がいたら「間違えることが恥ずかしい」と思って更に慎重になってしまい、発言できなくなります、、。
私もそうだったのでよくわかります。
完璧主義の方が多いですね^^;
ただ、そういう状況では上達するのに何倍もの時間がかかってしまいます。
恥はこの際捨てましょう。間違いを恐れていては上達するどころか話すことまで躊躇してしまいます。細かいことは気にしないようにしましょうね。
❸ 話好き
私のこれまでの経験から話好きの人は英会話の上達が早いです!
普段から聞き上手の人、話し上手の人っていますよね。
私は前者の方。なので、聞いてばかりいるのでスピーキングの上達に時間がかかりました。
語学学校に通っていたときに知り合った韓国人のおばちゃん。親しくなって私達日本人とも輪になってよく話をしていたのですが、よく考えたら輪の中でいつもしゃべっていたのはそのおばちゃんだけ!笑
おばちゃんの英語は初級〜中級程度でしたが、人柄がよくて話すことが好きで、おまけに話の内容も面白くて人気者でした。
私達と比べても何倍、何十倍もの英語を毎日話していたはず。英語で常に考えて、使って、を1日中繰り返しているのですから、上達に差が出るのは当然ですよね。
このことから普段から常に英語を話すことを心掛けている人はどんどん伸びていきます!
私みたいにいつも聞いてばかりいて話す機会があまりない人は、1人でいるときに独り言をすることをおすすめします。
日常生活の中で自分がしていることや、考えていること、見たものを英語で実況中継してみてはいかがでしょうか?
❹ 発音がキレイ
耳がいい人は発音がキレイ!!!
生まれ持って耳がいい人は存在します。音感がいい人は発音もキレイな傾向があります。聞いたことをそのまま真似て発音できるということですね。
でも耳がいいのは一部の方です。発音を正されても、何度説明されても全て同じように聞こえるのはあなただけではありませんよ。大丈夫です^^
そういう時は自分の声を録音してみましょう。自分の発音をそのまま耳で聞くより、録音して客観的に聴いてみると相手の視点で聞くことができます。
「こう発音してるつもりだったのに!」なんて新しい気付きがあるかもしれませんよ。←私^^;
そして正しい発音がどうしてもできないこともあります。その理由は、日本語と英語の舌の動きが違うからです。これはネイティブがきちんと日本語を発音できないのと同じです。
そういう時はひたすら舌の動きを練習するのみです。
面白いことに発音がキレイな人は英語も上手と思われます。笑
夫が私の日本人の友達に会って、友達が英語で一言だけ話しただけでもその発音がキレイというだけで、夫は「彼女は英語が上手だね!」と言うことがよくあるので笑っちゃいます。
「彼女は一言しか話さなかったでしょ?!」と思うのですが、英語の印象ってたった一言で判断されることもあるんですよね。笑
でも実際には発音がキレイな人は英語が上手でペラペラ話せる人が多いのも事実なんです! 真似することが上手で習得に有利なのかもしれません。
❺ コミュニケーション
高校生のホームステイを受け入れていたときに感じたことです。
例えば10日間という決められた期間でカナダに来て学校に通い、学校には先生以外にネイティブのボランティアの方もたくさんいます。
社交的な学生は、ネイティブとも友達になり、ホストファミリーとも話すことを恐れず、学校であったことを自分からどんどん話してくれます。10日間という短い期間でも英語は伸びていきます。
内向的な学生は、家でも聞かれた質問しか答えませんし、自分からは話しかけません。学校でネイティブと話す機会もおそらく少ないでしょう。10日間で伸びたのはおそらくリスニングくらいかもしれません。
同じ10日間でもこれだけの差が出ます。
突然社交的になるのは難しいかもしれませんが、たとえ英語ができなくても、間違っていても、会話のキャッチボールができるくらいのコミュニケーションのスキルは必要です。
はじめは緊張していて口数が少ないのは仕方のないことなのですが“Did you sleep well?” と聞かれて“Yes.” と答えが返ってきても“How about you?”と聞き返してくれる生徒さんはほぼいません。
実はこれは高校生のホームステイだけではなく、大学生でも大人でも同じことが言えます。おそらく英語で答えることが精一杯で、聞き返すことにまで気が回らないのでしょう。
相手に聞き返し、オーム返しすることでアウトプットにもなりますし、相手がどう答えるかで、ボキャブラリーもどんどん増えていきます。聞かれたことは同じように聞き返す習慣をつけるといいですよ!
以上になります。
英会話では間違いを恐れずに、聞き手ばかりにならないように積極的に自分からも話しましょうね。そうすることでアウトプットする機会が増え、英会話がどんどん上達しますよ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
英語が上手な人の特徴
❶ アウトプットができている
❷ 間違いを恐れない
❸ 話好き
❹ 発音がキレイ
❺ コミュニケーションがとれる